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2016年6月 3日 (金)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(3、4日単位・レベル
しつけか虐待か
【治安うんちく】

2009_1228_222559212 北海道七飯町で「しつけ」として置き去りにされた7歳の大和君が7日目に無事保護された。発見されたのは現場から6㌔離れた自衛隊の演習場にある建物だった。「無事発見」の報に涙が出てしまった。ただしそれは「結果が良かった」だけである。
 この大和君無事発見のニュースは、世界中の話題になった。アメリカのCNNテレビは、「しつけのため」森の中に置き去りにしたあと行方不明になった当初からニュースとして取り上げ、「発見」の第一報を「速報」で流したという。
 古くはこんな事件がある。
 昭和63年7月、私が捜査1課を担当している時代だ。東京・豊島区西巣鴨で、マンションに子供3人を置き去りにした事件があった。この時は母親は愛人宅にいた。
 平成22年夏には、大阪で23歳の母親が3歳と1歳9カ月の子供を置き去りにして餓死させた事件は母親は風俗嬢として働いていた。
 そして今回の「しつけのための置き去り」はどこが違うのか。
 父親は「しつけ」と言う。しかし、人通りのない山中に、しかも夕方、一人置き去りにされた大和君。遠ざかる車…その車を見て「ご免なさい…父さん…」と叫びながら、追いかける光景を思い浮かべると、なんて残酷なことをしたものだと父親を憎みたくなってくる。
 結果を予測せずに置き去りにしたのは、巣鴨や大阪のような残酷さないが、ひとつの虐待行為と言われてもしかたがあるまい。
 教育評論家の尾木直樹さんはブログで「今回の北海道の山中放置事件で・悪いしつけの見本です…虐待です」と指摘している。
 「子どものためといいながら、親の気持ちを満足させるため」の行為だったと言っているのだ。
 今回の事件を速報までしたアメリカは、12歳以下の子供を1人にしておくだけで「児童虐待」の 罪に問われる。
 何事も「やりすぎ」は絶対だめ!常に最悪の結果を考慮して行動することだ。警察は大和君から良く事情を聴き検証していただきたい。!
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

 

【判定方式】
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刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化  ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏             ポイント 19以下

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