警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
万引はさらに減少傾向
【治安うんちく】
「万引は犯罪です」-こんなキャッチフレーズがある。雑誌や缶詰、惣菜、筆記用具…同じ泥棒でも、こんな小物を盗んで窃盗罪で捕まる〝小心者〟を戒めるものだ。
ところが「塵も積もれば山となる」の通り、なんと1240万円の万引犯がこのほど警察に逮捕された。
捕まったのは60歳の無職男。平成21年6月から27年10月まで6年間に奈良や大阪、岐阜など11府県の家電量販店で計257回にわたり、電子辞書やヘアドライヤーなどを万引していたという。万引=こそ泥。でもそれは窃盗罪。10以下の懲役又は50万円以下の罰金と重い。
警察庁によると今年4月までの万引き犯の認知件数は3万8176件で前年同期に比べて949件の減少。検挙率は69.3%だった。
27年の認知件数は11万7333件で前年より3810件も減少。今年はさらに減少が続いている。
古い数字になるが10年前の平成17年の認知件数は15万3972件。このうち警備会社などからの通報は5459件、110番通報が2万5813件もあり、世間の目の厳しさや防犯カメラの威力などから減少傾向に転じたものと分析できる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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