警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(1、2日単位・レベル)
泥棒の新手口が上陸
【治安うんちく】
中南米などで相次いでいる「ばらまき盗」なる犯罪が上陸したようだ。
先月26日、東京・中央区京橋の路上で、車に乗り込もうとしている男性に2人組の男が近づき「ユー(あなた)、ユー」と言って車外に誘い出し、事前に路上にまいたドル紙幣約10枚を指さした。男性が拾っている間に座席に置いてあった約370万円が入ったカバンを盗みタクシーで逃走した。
警視庁は防犯カメラ映像から特定し、翌27日に成田空港で2人の身柄を確保したもので、チリ国籍の59歳と65歳の男だった。
窃盗事件は減少傾向が続いているのに、外国人によるしかも新たな手口が登場してしまった。
警察庁によると今年4月までの窃盗犯の認知件数は22万7597件で前年同期に比べて2万3692件の減少。発生では年々減少を続けているが検挙率は29.3%と低い。
ランキングでは東京が3万0867件、大阪が3万0014件、埼玉が1万6764件、神奈川が1万3887件、千葉が1万3625件と、相変わらず首都圏中心で顔ぶれに変わりが無い。
一方。検挙率をみると前年同期より2.4ポイントアップしているのだが…
最も高いのは秋田の65.7%。続いて山形の59.0%、大分の58.2%、島根の58.0%、長崎の55.3%と続いた。
逆に低いのは大阪の12.9%、埼玉の18.8%、京都の24.0%、岐阜の25.2%、兵庫の26.0%の順。
今回が初めてではないが、泥棒の手口まで国境を越える世の中。くわばらくわばら…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント