「声をかけやすくなった」詐欺被害防止ポスター(15日)読売
千葉県警四街道署が作成した電話
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詐欺被害防止の啓発ポスターが、金融機関の取り組みを後押しし、効果を発揮している。
黒地に赤や黄色で「違ってたらごめんなさい」「全員声かけしています」などの言葉が並ぶ一風変わったデザインは、同署生活安全課の佐藤和明警部補(58)が考案した。
ポスター作成が決まったのは昨年5月。電話でうそをつき、金を要求する詐欺の被害が、同署管内で立て続けに発生したことがきっかけだった。佐藤警部補は、犯罪抑止を担当する生活安全係としてデザイン考案を始めたが、詐欺の手口を列挙するなどしたこれまでのポスターのようなデザインしか思い浮かばなかった。
思い悩む中、金融機関の職員らが「利用客の詐欺被害を疑って声をかけるのは、詐欺ではなかったときの反応を考えると勇気がいる」と話していたことを思い出した。そこで浮かんだのが「金融機関の関係者が、声をかけやすい環境をポスターで作れば効果的ではないか」というアイデア。
1か月後にポスターが完成し、管内の金融機関など20か所で掲示すると、「声をかけやすくなった」と好評だった。掲示後から被害を防止できたケースが増え始め、今年も4月までに12件の被害を未然に防いだ。うち8件は、金融機関で声をかけたことが功を奏した。
ポスターを掲示している京葉銀行四街道支店の次長は「心の準備ができて声をかけやすくなったという声が、支店内で増えた」という。佐藤警部補は「県内で被害が増加している還付金詐欺の防止ポスターを作り、ATM(現金自動預け払い機)の近くに掲示したい」と、次の策を練っている。(鈴木慎平)http://www.yomiuri.co.jp/national/20160515-OYT1T50023.html
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