警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(27、28日単位・レベル)
パーフェクト警備-ご苦労さまでした
【治安うんちく】 素晴らしい警備-ご苦労様でした。今回のサミットはベルギーの首都・ブリュッセルで起きた連続テロばかりでなく「イスラム国」が昨年11月に英語の機関誌「ダビク」のネット上で、「今はすべての日本人が標的だ」と公開するなど国際テロ情勢が最悪の最中での開催だった。
警察庁では、次長を長とする「伊勢志摩サミット等警備対策委員会」を設置。さらに首都圏が狙われる危険性が高いとして警視庁は山下史雄副総監をトップとする特別警備本部を設置。最大1万9千人を投入し、都内の警備にあたった。
サミット会場となる伊勢志摩では最大約2万3千人の警察官を動員。史上最高レベルの警備態勢が敷かれた。
特に警視庁は、テロリストの上陸を阻止する水際対策のための情報収集。特殊部隊(SAT)や緊急時初動対応部隊(ERT)、無人航空機対処部隊(IDT)等の各種専門部隊も待機状態にした。
さらに今回はブリュッセルのテロで狙われたソフトターゲットの警備も必要として各県警もそれぞれが工夫を凝らした警備訓練を実施。こうした文字通りの「日本警察最大の警備作戦」が功を奏してサミット警備はパーフェクトに終わった。
拍手を送りたいのは開催地元の三重県警。現職の警察官だけでなく、通常の交番業務など一般治安対策に支障が出ないようOBでつくる「警友会」に協力を要請。330人が会場警備のため不在になる交番や駐在所の業務を支援するなど、まさに官民あげてのミッションだった。
一方、アメリカのオバマ大統領が訪問した広島県警は11の都府県から約1900人の応援を得て最大4600人態勢で警戒にあたった。会場となった平和公園では、排水溝やマンホールの中まで不審物の確認を行うなど徹底した警備だった。
これで、世界に冠たる日本警察の威厳は保たれた。自信を持て!これがパブリックサーバントだ!
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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