警視庁管内体感治安レベル3
首都東京体感治安(26、27日単位・レベル)
賭博の検挙が増加
【治安うんちく】 この言葉を知っていますか?「いれもの」「うべ」「駒」「しろむく鉄火」「ごい」「米びつに砂を入れる」…これらは全て暴力団が使う隠語です。
「いれもの」とは博打場のこと。「うべ」は博打場の見張り役。「駒」は博打に賭ける金。「しろむく鉄火」は親分なし、縄張りなし場で開帳する賭博。「ごい」とは賭場から帰る車。「米びつに砂を入れる」は縄張りを荒らす事をいうそうです。
ところで、暴力団による賭博がここにきて増加傾向をみせているという。
その暴力団だが昨年8月に山口組から分裂した神戸山口組が指定暴力団に指定されてから1カ月余が経過した。それまでは全国で対立抗争事件が頻発していたが、指定以降の発生は1件のみだという。警察による取締の効果か…
しかし、日本の暴力団は山口組だけではない。今月に入って松葉会周辺が焦臭くなってきた。今月10日に茨城県土浦市にある同会事務所の門に散弾銃のようなもので撃たれた痕が見つかり、16日には、つくば市にある別の事務所の門に銃弾が撃ち込まれた痕が見つかるなどの事件が相次いだことから茨城県警は、松葉会を対象にした集中取締本部を設置したという。
警察庁によると今年4月現在の暴力団による刑法犯検挙件数は7523件で、前年同期に比べて263件の増加。
検挙件数が最も多かったのは窃盗の4123件で同104件の増加。前年同期に比べて最も増加したのは賭博である。155件増えて177件になった。
賭博の検挙件数は平成24年には297件あり、過去13年間で最も多かった。しかし、26年には106件に減少。さらに27年には122件とほぼ横這いを続けていたが、今年に入りわずか4カ月だが増加傾向を見せている。
暴力団-過去は「任侠道」として心酔する御仁もいた。いわゆる「ヤクザ」だ。そのヤクザにも種類があって、祭りの時に店を出したり、射的などゲームをやらせる的屋(てきや)と香具師(やし)などがある。さらに博打で生計をたてているのは博徒。
博打ではサイコロを使った丁半博打は有名。しかし、近年は花札などのゲーム機やスロットなど機械化され、しかも「ゲーム」と呼称されて形態も変わっている。
ところであのIR整備推進法案(カジノ法案)はどうなっているのか?博打好きの日本人。日本にカジノができた場合、アメリカに次ぐ世界第2位のカジノ市場になると言われており、当然、暴力団など犯罪組織の草刈り場になるだろう。
【事件】26日午後、東京・中央区の路上で、会社役員の男性が2人組の男に「お金が落ちている」と注意をそらされて、300万円の入ったかばんを盗まれる事件があった。車の周囲には1ドル札などがあることから、男らは外国人とみられている。
さらに24日にはJR神田駅前で外国人とみられる3人組の男が女性の注意をそらして現金200万円の入ったかばんを盗む事件があり、警視庁は関連を調べている。
首都東京体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
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