警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
未熟さを知らされた
【治安うんちく】
週刊文春で「警察を読む 警察を観る」の特集を読んだ。「ぶち抜き21ページ」のサブタイトルがついていた。
映画化された警察小説「64」を題材に作者の横山秀夫と主演の佐藤浩市との対談から始まる。県警の広報官が主人公で、警察組織内での葛藤とマスコミとの虚々実々の戦いを描いたもので、警察小説にありがちな推理性というよりは警察組織内でひとりの人間としての心理描写が見事に描かれており、横山は演じた佐藤を褒め叩いていた。
そし特集はさらに刑事、公安の第一線の刑事を集め、本当に好きな「警察小説」について意見を述べている。
横山派もいれば、麻生幾の「ZERO」に心酔する刑事。大沢在昌の「新宿鮫」の主人公のカッコ良さに魅せられ、さらには今野敏の「隠蔽捜査」シリーズの主人公の生き様には、非現実的でも面白かったとする刑事もいた。
小生も警視庁の昭和の名刑事と言われた平塚八兵衛や小山金七と新聞記者と刑事という垣根を越えたおつきあいをさせていただき、刑事の心髄を知らされている。さらに、わずか5年間だが実際に警察組織に入り組織内も体験してきた。
そしてひとりの刑事物語を書いた。そのノンフィクションは2局でドラマ化されており、今度は横山秀夫並の小説を書こうと挑戦してみた。しかし、書けない。どうしても現実離れした内容にすることができないのだ。
多くの刑事に捜査中の事件の流れを取材するたびに聞かされたのは「俺たちは小説やドラマのような仕事をしているのではない。帰れ!」と言われて水をかけられたこともあった。警察組織を愛しているからこそ、非現実的なことを書こうとするとその顔が浮かんでくるし、八兵衛と金七刑事に申し訳ないと思ってしまう。
ところが、今回の文春を読んでみて現職刑事の小説に対する見方などを知り、フィクションを書く未熟さを知らされた。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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