警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(16、17日単位・レベル)
偽造事犯が増えている
【治安うんちく】
警視庁と茨城県警は16日、ホテルに偽名で宿泊したなどとして、中核派非公然活動家(48)を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。
偽造と言えば、なんと1万円札をコピーして使用したとして34歳の男が愛知県警に通貨偽造容疑で逮捕された。それも、ラーメン店に忘れたスーツのポケットに偽1万円札10枚を入れており、ご丁寧に身分証明書まで入っていたという。
「通過偽造」−刑法148条では、無期または3年以上の懲役になり、パスポートの偽造など有印公文書偽造罪よりは遙かに重い。何を考えているのか分からない。
警察庁によると今年4月までの偽造事犯認知件数は957件で前年同期を196件も増えた。
このうち文書偽造が638件で141件も激増している。さらに、通貨偽造が190件で同16件の増。支払カード偽造が82件で34件の増。有価証券偽造が11件で、これは14件の減少だった。
検挙率は69.5%で前年同期に比べて4.2ポイントアップしている。
内訳を見ると通貨偽造が27.4%で同15.7ポイントも少なかったほか文書偽造も78.4%で9.3ポイントのマイナス。
これに対して支払カード偽造が85.4%で同37.5ポイントアップ。有価証券偽造は54.5%で同6.5ポイントのアップが全体の検挙率を引き上げている。
昭和の時代、公安は過激派が宿泊する際に住所を偽って記入したなどとして、この罪名をよく適用したものだった。
虚偽の内容の金銭消費貸借書を作ったとして指定暴力団「神戸山口組」直系団体の幹部ら2人も文書偽造容疑で逮捕されるたり
なぜか 文書偽造事犯が増加しているのが気になる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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