警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(2、3日単位・レベル)
すり犯が増加
【治安うんちく】 3月には松山市内のスーパーで77歳と82歳の男が87歳の女性から2万円入りの財布をすりとった話しを書いた。その時には今年2月までの全国の数字を引用したが、その時よりスリ犯が増加傾向にあることが分かった。
警察庁によると今年3月までのすり犯認知件数は1051件で前年同期より16件増加した。2月までの認知件数は662件だから1月間で389件増えたことになる。
例によってランキングは東京の540件を頭に大阪の183件、千葉の47件、神奈川の42件、埼玉の32件の順で上4番目までは同じだが、前回5番目の福岡に変わり埼玉があがってきた。
増加したのは北海道と愛媛の各+13件、茨城の+9件、神奈川の+7件、埼玉の+6件の順。逆に減らしたのは大阪の-44件、千葉の-13件、兵庫が-6件、奈良、三重、茨城が各-4件。
検挙率は28.9%で2月時点の35.5%より6.6ポイントも減ってしまった。最も減らしたのは石川の-125%、熊本の-120%などだった。
十手取り縄の時代もそうだが、小欄が捜査3課を担当していた昭和の時代もプロのスリ犯がいて、それぞれの犯人の人生には話題が多かった。その生いたちや余罪で夕刊社会面のトップを飾るなど特ダネ合戦にもなったことを記憶している。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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