警視庁管内体感治安レベル3
首都東京体感治安(22、23日単位・レベル)
下げてならない
【治安うんちく】 検挙率が極めて悪い「自転車盗」が警察庁の統計から消えた。今日はその検挙率の話しを…
警察庁によると凶悪犯のうち殺人事件の検挙率は92.4%で前年同期より2.8ポイント少なかった。
殺人の検挙率はいつの時代にも高く、昭和56年には97.4%など90%台で推移。全刑法犯の検挙率が戦後最低の19.8%を記録した平成13年でさえも94.1%もあった。
今年3月までの検挙率で最も高かったのは青森と山形の200%を筆頭に群馬、広島の150%など100%台は27府県警に及んだ。
逆に少なかったのは滋賀の40%、静岡の50%、岐阜の60%、新潟の66.7%、大阪の69%など。
また殺人事件が1件も無かったのは富山、石川、福井、和歌山、島根、山口、佐賀、大分の8県に及んだ。
一方、強盗に関しては全国平均検挙率が83.7%で前年同期より8.1ポイントアップした。
昭和の時代、特に50年代は70%台が多かった。検挙率戦後最悪の13年は殺人とは逆に48.7%と半数以下だった。中国マフィアが入っていた時代だ。
強盗で今年3月までの検挙率が最も高かったのは奈良の,200%を筆頭に栃木など21県警が100%台だった。
逆に少なかったのは滋賀の25.0%、石川の33.3%、鹿児島の40%、群馬の46.2%、徳島と岐阜の50%など。
今、警察の捜査を取り巻く環境は、決して良いとは言えない。そのひとつが捜査の基本である聞き込み捜査だ。
警察庁によると聞き込み捜査が被疑者の検挙の端緒となった刑法犯の検挙件数は、平成5年には1万0464件で事件の4.1%あったが、10年には7494件に落ち込み、25年には半分以下の4086件、割合はなんと1.6%に減少している。
凶悪犯の中でも最も凶悪な犯罪-治安情勢を観察する際に、指標の根幹となるだけに、いかなる情勢変化があろうと、検挙率は低下させてはならない。
首都東京体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
【事件 】23日午前2時50分ごろ、北区赤羽の路上で帰宅途中の55歳の男性が後ろから来た2人組の男に首を絞められ、現金2万円などが入ったバッグを奪われる強盗事件が発生した。
同一犯とは思えないが約4時間前の22日午後10時15分ごろ、川口市の路上で帰宅途中の76歳の男性が後ろから来た男に後頭部を殴られ、現金4万円などが入ったかばんを奪われる事件があった。
両現場は荒川を挟んで隣接しており、川口では前日にも同様事件が発生。なんとなく周辺の治安悪化を感じる。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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