警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18、19日単位・レベル)
現在の治安をどう感じているか
【治安うんちく】
治安情勢を数字で見てきたが、内閣府の「社会意識に関する世論調査」で国民が現状の治安をどう感じているかという調査がある。まさに「体感治安」の世論調査だ。
平成27年1月に調査したものだが、治安が「良い方向に向かっている」とした者の割合は18.9%で、前年の19.4%から0.5ポイント下がった。
平成10年には15.1%あったが、11年から12年にかけて警察批判が相次いだ直後の13年から14年には5.0%と最悪の数字となった。
その後、警察改革に入って数年が過ぎた18年から19年にかけて徐々に回復の兆しをみせ、22年ごろから10%代に。さらに上昇し続けて26年調査は過去16年間で最も高い19.4%を記録した。27年はそれを若干だが下回っている。
治安が良い方向に向かっているとした地域を見ると、最も多かったのは東京で24.4%、大都市が20.4%、政令指定都市が19.2%と都市部が多い。
年齢別では60歳代が最も多く21.5%。次いで50歳代の21.2%と年齢が高い人ほど「良い方向に向かっている」と感じているようだ。
逆に「悪い方向に向かっている」としたのは17.6%。地域では政令指定都市が最も多く19.7%、中都市が18.6%だった。年令別では40歳代の男性が最も多く23.1%となっている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【危機感が欠如】
サミットまで40日を切ったというのに、17日、成田空港で、台湾から成田に到着した外国人を含む乗客47人が、入国手続きをしないまま入国してしまつたという。「水も漏らさぬ」どころか、これではザルだ。緊張感が無さ過ぎる。
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