警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
昨年の抗争事件拳銃使用はゼロだが…
【治安うんちく】
平成27年は銃器発砲の伴う暴力団の対立抗争事件はなかったが、今年は既に数件も発生している。
今年1月に長野自動車道下りで、神戸山口組系組織の構成員の車に、並走する車から拳銃1発が発射されたことが2日、明らかにされた。
3月29日には京都市山科区にある神戸山口組系の組事務所の玄関などに、銃弾4発が撃ち込まれた痕跡が見つかったほか、茨城県板東市では飲食店に、富山市や水戸市でも組事務所に数発が打ち込まれている。
警察庁によると平成27年に全国で発生した銃器発砲事件は8件で、前年同期より24件の減少。発砲は全て拳銃で、平成8年以降で最も少なかった。全て暴力団絡みの事件だが、対立抗争事件での使用は無かった。
一方、27年に警察が押収した拳銃は真正拳銃340丁を含む383丁で前年に比べて23丁減。うち暴力団からの押収は63丁で同41丁少なかった。平成8年には1549丁あったが、以降で27年は最も少ない。
6代目山口組からの押収が最も多く16丁で神戸山口組は4丁に留まった。その他、住吉会が10丁、稲川会が8丁だった。
今年に入り、対立抗争事件に拳銃が使用されたことで懸念されるのは市街地などで一般人を巻き込む危険性が高まっている。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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