警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(4、5日単位・レベル)
検挙率の低さは…
【治安うんちく】
1日夜、東京・銀座の路上で会社経営の男性がカッターナイフのようなものを持った男に脅され、現金およそ10万円が入ったバッグを奪われる強盗事件が発生。
3月18日には東京・八王子市の駐車場でラーメン店の店長が頭を鈍器ようの物で殴られ、売上金70万円の入ったバッグを奪われ、同13日には埼玉県越谷市の路上で、帰宅途中の会社員の女性が男に突然、刃物で顔を切られ、バッグを奪われそうになるなど街頭での凶悪な犯罪が目立っている。
警察庁では道路上や駐車場、公園などを現場とする犯罪を街頭犯罪と位置づけて統計をとっているが、この検挙率が極めて低い。
今年2月まで全国で発生した街頭犯罪は5万0820件もあるが、それでも前年同期に比べて6401件も少ない。
認知件数の最も多いのは東京の8352件。以下、大阪の8201件、埼玉の4513件、愛知の3377件、千葉の3177件と続いた。
強姦や殺人などの検挙率が高いのに対して、街頭犯罪の検挙率は低く、全国平均検挙率はなんと11.0%。最も高かったのは福井の102.6%。77件発生して79件を検挙しており、これは特異な例だ。
次いで佐賀の77.8%の2県を除くと山形46.7%、大分が43.9%、岩手が41.7%などほとんどの府県が50%以下なのである。
低いほうに至っては島根の3.4%、東京の4.2%、福島の5.1%、千葉の5.5%、大阪の6.2%とひと桁代。
このほかに10%代が18道県に及ぶなど検挙率の低下は全国的現象。
不特定の人々が行き交う場所で不特定の人が不特定の人物に加害されるなど「勘」がない犯罪ゆえに捜査は難しいと言われている。
都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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