「歴史と伝統に現代の技術を加えて犯人検挙」 第71代警視庁捜査1課長に就任した高田浩氏(1日)産経
ストーカー殺人、幼児虐待…。その時代を敏感に反映する首都東京の凶悪事件を指揮する警視庁捜査1課長に、29日に就任した。
平成25年10月に三鷹市で女子高生が警察署に相談をした直後にストーカーの男に刺殺された事件が発生。事件を教訓に2カ月後に発足した「ストーカー・DV総合対策本部」(現人身安全関連事案総合対策本部)の実動部隊のリーダーに抜(ばっ)擢(てき)された。
「警察署に『助けてください』と駆け込んできた人もいた。事案に対応するノウハウや権限が負託されているのは、われわれだけなんだという思いを改めて強くした」と振り返る。
対策本部の発足式で、当時の西村泰彦警視総監は「警察にとって何より大切なことは、人の命を守ること」と訓示した。そして、自らが率いる捜査1課は命を守ること、救えなかった被害者の無念を晴らすことを最大の使命とする。「原点は被害者にある」を道しるべとして臨む。
休日は科学捜査やプロファイリングなどをテーマにした海外ドラマに目を通す。「こんなこともできるのか」「ここは日本のほうが進んでいる」などと考えていると、日が暮れていることも多いという。
モットーは「衆知を集めてプラスワン」。「大勢の意見や見方を集めると、1足す1が2以上になる化学反応が起こる」と信じている。
世田谷一家殺害事件や八王子スーパー強盗殺人事件など長期間未解決のままの事件も待ち受ける。「先人が築いてきた歴史と伝統に現代の技術を加えた両輪で、犯人検挙に突き進みたい」と力を込めた。(中村翔樹)http://www.sankei.com/affairs/news/160229/afr1602290028-n1.html
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