警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(27、28日単位・レベル)
よかった! よかった!
【治安うんちく】
2年前から行方不明になっていた埼玉県朝霞市の当時中学1年の少女が27日午後、東京・中野区で警視庁に保護された。
未成年者誘拐の疑いで女子生徒と一緒にいた中野区の23歳の男の逮捕状をとり、公開手配していたが、28日午前3時半ごろ静岡県伊東市内を歩いているところを発見され静岡県警に身柄を確保された。ケガをしており回復を待って調べるという。
少女は平成26年3月10日午後、自宅前で男と話しているところが目撃されたのを最後に姿を消していた。携帯電話や財布も持たず、制服姿のままで、数日後には、自宅に少女の名前入りで「元気で過ごしている迷惑掛けてごめんなさい」などと書かれた手紙が届いた。
それにしても無事でよかった。
警察庁によると誘拐のあった平成26年の略取・誘拐の全国の認知件数は198件で前年より13件の増。ランキングでは大阪が42件、東京が20件、兵庫が16件、神奈川、広島が10件、千葉が9件、埼玉は7件で全国7番目だった。この年の埼玉の検挙率は100%だから当時は略取・誘拐と認定していなかった。
今年2月まで全国で発生した略取・誘拐は30件で前年同期と同数。しかし検挙率は前年同期より3、4ポイントあがり96、7%と極めて高い。
認知のランキングは東京が4件、今回の事件があった埼玉は3件で大阪、福岡、岡山もそれぞれ3件だった。
そして埼玉の検挙率は133、3%と全国で最も高く、前年同期より33、3ポイントもあがっている。
少女が無事保護されてよかったと思うと同時に、被疑者の身柄確保までの埼玉、警視庁、静岡県警の連携に今の警察力の強さを見ることができた。当たり前と言えばその通りだが、それができない警察もある。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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