警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
人情刑事を育てよ!
【治安うんちく】 取調室の可視化が問題になっているが、警察庁によると平成27年には全国の警察で調べ中の不適切な行為が28件。その中で、容疑者の肩をたたくなど身体接触が4件あった。
私の原作に「落としの金七事件簿」がある。このドラマが警察学校で話題になり、「調べ官が被疑者の身体に触れることは間違いです」と講義したという。
ちょと待て!
確かに金ちゃんは被疑者が落ちる(自供する)か落ちないで迷っているとき、そっと肩に手を置いて人生を諭して落としたことがあった。
もちろん、そのためには「ネタ」が必要だ。そのネタをとるため自ら被疑者の故郷などで生いたちなどの独自捜査をして、あらゆる情報を得ているからできるものだ。
被疑者を捕まえて、証拠を羅列し、「やったのか?やらないのか?」などと半ば〝脅し的〟な調べなんてしない。人情を大切にするのだ。
ころあいをみて「母さんが心配しているぞ…」と優しく語りかける。被疑者が落ちる時に表情が変わる。そのタイミングで暖かい手をそっと肩に置いて続ける。
「お前がプレゼントした手袋を胸に抱いて『1日も早く帰ってきてほしい』と泣いていた。もう東京はいいから田舎に帰ってこいとさ…田舎は寒かったぞ…」
調べの難しさを金ちゃんはこういう。「落ちるタイミングというものがある。ちょっとでも間違うと、もう落ちない」
栃木県今市市の小1女児殺害事件を見てみなさい。裁判で「私はしていない」と無罪を主張。しかも、取り調べで「『人を殺したことあるでしょ』と何度も聞かれてパニックになり、供述調書にサインした」「平手打ちされた」とまで言っているではないか?
金ちゃんが言う調べ官の基本は被疑者との人間関係を作ることだ。「こちらから強要するのではなく、相手に『懺悔』させることだ」と。
身体に手をかける-男性調べ官が女性被疑者にするのは如何と思うが、可視化でビデオが回っていれば、下心なんて出す奴がいるものかねぇ。
平成に入っての検挙率を見ろ。昭和の時代と比べて半減しているではないか。調べも知恵も出さず通り一遍になるから無罪を出すだけでなく、調べかたそのものが問題になる。
「人情刑事」を育てろ!
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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