警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日単位・レベル)
そして重要窃盗犯は…
【治安うんちく】 治安情勢を観察する場合の指標となるひとつの「重要犯罪」を書いたが、もうひとつ「重要窃盗犯」がある。侵入盗、自動車盗、ひったくりおよびすりだ。この重要窃盗犯も重要犯罪同様に減少傾向が続いている。
警察庁によると今年2月までに認知件数は1万5000件で前年同期に比べて2209件も減っている。認知件数が減ったが検挙人員は1426人で34人の増加。検挙率も49、1%で6、3ポイントアップしており、治安は良い方向に向かっている証だ。
認知件数が多かったのは大阪の1415件。これに愛知の1486件、東京の1268件、千葉の1218件、埼玉の946件と続いた。
刑法犯認知件数が戦後最も少なかった昨年だったが、重要窃盗犯はさらに減少している。
都道府県別で最も多かったのは愛知で-478件。以下、東京が-461件、福岡が-293件、岐阜が-254件、茨城が-161件と続いた。
これに対して認知件数が増加したのは宮城の+128件、神奈川の+68件、新潟の+66件、山形、長崎がそれぞれ28件ぐらい。
検挙率のランキングでは静岡の107、8%、山梨の105、4%、山形の100%、熊本の96、8%、香川の94、2%の順。
ちなみに最も低かったのは奈良の11、3%だった。
何度も書くが「検挙に勝る防犯はない」。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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