日米連携し迎撃態勢=ミサイル発射探知、追尾-横田基地で情報集約・自衛隊(7日)時事
北朝鮮の弾道ミサイル発射では、防衛省は海上自衛隊のイージス艦3隻を東シナ海や日本海に投入。米海軍もグアムや米本土に向かうミサイルを迎撃するためにフィリピン沖の太平洋や日本海に展開。日米が連携し、発射や落下地点の予測情報などを共有し、迎撃態勢を敷いた。今回も米国の早期警戒衛星の発射情報の一報が日本側にもたらされた。
〔写真特集〕北朝鮮、「長距離弾道ミサイル」発射
中谷元防衛相は7日の記者会見で、「同盟調整メカニズム(ACM)を活用し、非常にうまく連携できた」と述べた。
米軍は日本海に面した京都府京丹後市と青森県つがる市に配備している早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」でもミサイル発射情報を収集。米政府関係者によると、同レーダーは1000キロ以上離れた場所にあるミサイルの弾頭を把握できるとされる。
今月上旬には佐世保基地(長崎県佐世保市)に米海軍のミサイル追跡艦「ハワード・O・ローレンツェン」(約1万2600トン)が寄港。5日に出港した。北朝鮮のミサイル発射を監視し、飛行データを収集する任務に就いたとみられる。
自衛隊は航空総隊司令官が弾道ミサイル対処の統合任務部隊指揮官を務め、横田基地(東京都福生市)にある航空総隊司令部でイージス艦や、沖縄県などで展開する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)、レーダーサイトで日本上空を監視する航空警戒管制部隊を一元的に運用。
今回はミサイル発射時の熱源を捉える米の早期警戒衛星の発射情報が午前9時31分に日本側に入電。日米のレーダーが探知したミサイル発射や追尾情報を集約し、迎撃するか即座に判断した。今回は日本の領域に落下する危険性がなかったため、破壊措置は取らなかった。
ミサイル1段目は打ち上げから6分後に黄海に、2段目は14分後に日本から約2000キロ離れたフィリピン沖の太平洋に落下した可能性がある。(2016/02/07-19:00)
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