警視庁管内体感治安レベル3
首都東京体感治安(27、28日単位・レベル)
加害者も悲劇だ
【治安うんちく】
このところ車が歩道や店などに突っ込む交通事故が多いように感じる。
25日には大阪の阪急梅田駅前のスクランブル交差点で、乗用車が横断歩道に突入して歩道に乗り上げ、11人が死傷する重大事故となった。
21日には東京・府中市で乗用車が塀を突き破って隣の家の庭まで侵入したが幸いけが人等はなかった。運転していたのは70歳代の高齢者だった。
14日には京都市下京区の国道367号(通称・烏丸通)で、乗用車がビルに突っ込み、27歳の女性が死亡した。
9日には長崎県佐世保市のコンビニに車が突っ込み、客と従業員が店内に閉じ込められるという事故があるなど「突っ込み事故」の報道が相次いだ。
府中市の場合は運転者が70代の男性だったが、65歳以上高齢者の事故要因は運転操作不適が最も多く、信号無視は若者に多いという数字がある。
警察庁によると今年1月に全国で発生した交通事故は3万8706件で、死者は349人だった。前年同期と比べて件数で5179件、死者で3人減少している。死者349人のうち65歳以上の高齢者の死者が56、4%を占めている。
死亡事故の年齢別で原付以上の事故原因をみると信号無視での死者は16歳から24歳まで。スピード違反は30歳代。運転操作不適は65歳以上が最も多かった。
発生件数では愛知の3311件、大阪の2728件、東京の2423件、福岡の2647件、静岡の2513件の順だった。
また、高齢者の死者数が多いのは愛知の13人、兵庫、岐阜の11人、大阪、福岡の8人と続いた。
交通事故死は被害者も気の毒だが、加害者にとっても悲劇である。
【事件】 27日夜、東京・多摩市のマンションで、住人の25歳の男性が腹などを刺されて殺害された。警視庁は逃げた20代の男を追っている。
さらに同日午前9時半ごろ、大田区のパチンコ店の景品交換所で、従業員の男性(42)が背後から突然、バールのようなもので殴られ、床に散らばった約1000万円のうちから一部が奪われた。犯人は逃走している。
さらにこの日夕方、台東区のマンションで「母親が息をしていない」と中学生の長女から119番通報。死亡していたのはこの部屋の41歳の女性で、警視庁は首には絞められたような痕があったことから事件と見ている。
連続発生する凶悪事件で、東京体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
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