警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日単位・レベル)
さすがは警視庁
【治安うんちく】 振り込め詐欺根絶に求められていた名簿屋が初めて摘発された。不正利用の口座凍結や携帯の通話停止、アジトの摘発などを全国の警察に先駆けて実施してきた警視庁のお手柄である。
特殊詐欺に使われると知りながら高校などの同窓会名簿を詐欺グループに販売したとして、東京都千代田区の名簿販売業者の経営者を詐欺ほう助容疑で逮捕したもの。
「名簿屋」は詐欺集団にとって携帯、口座と合わせて〝3種の神器〟のうちのひとつ。
警視庁は平成15年ころから、振り込め詐欺に口座が利用されるのは「約款」に反するとして金融機関に依頼して口座を凍結してきた。
このため犯人達はこの「振り込め」から「手渡し」型に変え、依然として衰えないことから警視庁は、その後、リース携帯の通話の停止を実施していた。しかし、犯行集団にとって最も大事な名簿の売買については出所元などの実態が把握できないとして放置されていた。
しかし、アジトの摘発などから「名簿屋」を突き止めたもので、少なくとも50校分の高校同窓会名簿を約70万円で販売していたという。
さて、ここまでくれば、後は「通信傍受」だ。位置確認もできてアジトの摘発にも拍車がかかり、強力な犯罪捜査ツールになるだろう。少しオーバーな言い方だが、そうすれば振り込め詐欺撲滅の日も見えてくる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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