警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(25、26日単位・レベル)
仕立屋銀次
【治安うんちく】 本日は「すり」の話し。漢字では『掏摸』と書く。上着やズボンのポケットや荷物などから、気づかれないうちに財布や貴重品を盗みとる行為だ。
すり犯と言えば、明治時代に東京の「すり」の親分と言われた「仕立屋銀次」なる男が有名。たかが「すり犯」なのに歴史に残る人物なのである。
明治時代から大正、昭和の時代まで「すり」一筋に生きた男。「すりとる」のは一種の技術なのだろう。
ところでその「すり」でなんと82歳と77歳という高齢者が警察に捕まった。
松山市内のスーパーで買い物をしていた87歳の女性の手提げ袋から財布を盗みとったもの。警察では昨年の夏ごろから、すり被害の被害届が20件以上あるというが同一犯かは不明だ。
先日「当たり屋」を古典的な犯罪と書いたが、「すり犯」はもっと古い犯罪だった。
すのスリ犯は増えているのか減っているのか?
警察庁によると平成27年のすり犯の全国の認知件数は4222件で、前年より395件減った。平成19年には1万0220件の認知件数があったが同24年には半減して5475件。そして昨年はさらに千件も減らしている。
ランキングはワースト1が東京の1956件。大阪の774件、千葉の202件、愛知の172件、神奈川の151件と続いた。
すり犯がまったく無いところもある。佐賀と鳥取だ。
一方、前年に比べて増加したのは長野が+20件、兵庫が+17件、沖縄が+10件。
全国平均検挙率は27.5%だが、なんと和歌山の122.2%を筆頭に青森、山口が100%。以下、熊本の86.0%、沖縄の80.6%と続いた。
これに対して発生があるものの検挙が全く無かったのは山形、山梨、島根、宮崎。ちょっとばかり恥ずかしい話しである。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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