警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(17、18日)
古典的な事件やなぁ~
【治安うんちく】
今月に入ってタクシーにわざとぶつかり、交通事故の示談金を脅し取っていた東京・新宿区のホスト3人が警視庁に逮捕された。
28歳の男ら3人で、昨年10月に新宿区の路上でタクシーにぶつかり、運転手に対し「示談にしてやるから10万よこせ」などと現金を脅し取ろうとしたもので、28歳の男は6年前にも「当たり屋行為」で逮捕されている。
警視庁は昨年3月以降、数百人のタクシー運転手から数百万円を脅し取っていたとみて裏付けを進めている。
「当たり屋」-なんとも古典的な事件である。
あれは昭和62年、小欄が警視庁担当記者だったころの話しである。発生現場は忘れたが都内で親子4人連れが、子供を乗用車にわざとぶっつけて治療代として現金をまきあげる事件があり、警視庁に逮捕された。この親子は青森から福岡まで全国を「当たり」歩いていたもので、可愛い我が子を車にぶっつけて金儲けして生活をしていたことに腹がたったものだった。
当時、「当たり屋」は〝全盛期〟で、一時は「関西の当たり屋グループが大挙して都内に入った」などの噂が流れて、ハイヤー会社などは自社の運転手に注意を呼びかけたことがあった。
この当たり屋は、歩行中に車にわざと当たるのではなく、交差点などで車に車をぶっつけてくるもの。当然、治療費などという生やさしい金額ではなく数百万円から1千万円近くまで請求してくるというもの。
さらに、この情報と前後して「ヤクザが当たり屋をしているらしい」という情報もあり、「ベンツには注意しろ」とハイヤーでの「夜回り」には神経を使ったものだった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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