両陛下、フィリピンから帰国 「未来志向」交流に手応え(30日)朝日
天皇、皇后両陛下が30日、フィリピンでの5日間の日程を終え、羽田空港に帰国した。戦没者慰霊が注目される中、フィリピンの若者たちと精力的に交流する場面が目立った。両陛下と接し、看護師を目指す夢を膨らませた人、知られざる戦争の歴史を語り継ぐ決意を新たにした人もいる。
訪問3日目の28日。両陛下はマニラのフィリピン政府語学研修センターを訪れた。日本で看護師や介護福祉士をめざす若者たちが日本語を勉強する様子を視察し、生徒一人一人と懇談した。「ここまで勉強したから、きっと大丈夫」「体に気をつけて日本にいらっしゃいね」。皇后さまは自身の子どもや孫をいたわるように、身ぶり手ぶりを交えてやさしく声をかけた。天皇陛下はスキーがしたいという若者たちの話に、「よい思い出ができるといいですね」と笑顔を見せた。
厚生労働省によると、経済連携協定に基づき、2009~15年にフィリピンから来日した看護師、介護福祉士の候補者は1200人を超える。故郷を離れ、慣れない生活を送りながら、決して容易ではない国家試験に挑む。宮内庁関係者によると、両陛下はそうした状況をよく理解し、直接ねぎらいの言葉をかけたいと望んでいたという。
両陛下と懇談した看護師志望のノニリンさん(24)は「一生に1度の経験。日本に行く励みになった」と目を輝かせた。
天皇陛下の戦争についての発言も、フィリピン人の心に響いた。残り:839文字/全文:1431文字
« 中国出身者から現金盗む 「仙人の孫」かたり(30日)共同 | トップページ | 福井駅爆破予告、女を逮捕=威力業務妨害容疑-福井県警(30日)時事 »
「皇室関係」カテゴリの記事
- 日本学士院賞の授賞式 天皇皇后両陛下も出席(27日)NHK(2022.06.27)
- 佳子さま、日本乳癌学会30周年記念式典へ 皇室6月27日~7月3日(27日)朝日(2022.06.27)
- 天皇ご一家が黙とう 沖縄慰霊の日(23日)時事(2022.06.23)
- 皇居「三の丸尚蔵館」本格的な展示施設へ 建て替え工事を機に(21日)NHK(2022.06.21)
- 両陛下、芸術院授賞式に出席 受賞者は筒井康隆さんら(20日)共同(2022.06.20)
« 中国出身者から現金盗む 「仙人の孫」かたり(30日)共同 | トップページ | 福井駅爆破予告、女を逮捕=威力業務妨害容疑-福井県警(30日)時事 »
コメント