捜査に違法性、女性に無罪 覚せい剤事件で京都地裁(9日)共同
京都地裁が8日までに、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた女性(47)の判決で、京都府警の捜査は「違法性の程度が高い」と指摘し、無罪(求刑懲役4年)を言い渡した。判決は昨年12月4日付。検察側は控訴せず、無罪が確定している。
関係者によると、女性は昨年3月、京都市内の知人宅の捜索に立ち会った際、警察官から「強制採尿令状が地裁から出た」と告げられた。任意採尿に応じたところ、覚せい剤の陽性反応が出て、山科署に逮捕された。
判決は、府警が「女性が覚せい剤を使ったことがあると話した」と記載して地裁に令状請求した点について、「経緯を公判で警察官はしっかり説明できなかった」と指摘。尿鑑定書は違法性の程度が高い捜査で収集されたとして、証拠から排除し、無罪を言い渡した。
京都地検の矢本忠嗣次席検事は「判決を覆すのは困難と判断し、控訴しないことにした」とコメントした。
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