【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈550〉】「甘利明大臣」を落とし穴にハメた「怪しすぎる情報源」の正体とは?(31日)産経
票をもらうか、謝礼をもらうかの違いこそあれ、与野党問わず、何らかの「口利き」をしたことのない国会議員なんていないだろう。
某野党なんか、もっぱらそれを仕事にしているではないか。
むろん、カネをもらってはマズイが「口を利く」方も何らかの見返りを期待しているのは間違いない。
ついに、甘利明経済再生担当相辞任。
『週刊文春』(2月4日号)は実名告発第2弾。「甘利大臣事務所の嘘と『告発』の理由」。
が、何度読んでも、なぜ一色武氏が、告発に踏み切ったかの「理由」はよくわからない。
〈「甘利氏を『嵌(は)める』ために三年にわたる補償交渉や多額の金銭授受を行うなんて、とても金と労力に見合いません」「口利きを依頼し金を渡すことには、こちらにも大きなリスクがあるのです」(一色氏)〉
などと雄弁に語るが、肝心の告発の「理由」は、
〈「URとの交渉はいつまでたっても前に進まない。私にも我慢の限界があります」(同)〉。
これでは弱い。
そのあたりを予想どおり『週刊新潮』(2月4日号)が鋭く迫って、「『甘利大臣』を落とし穴にハメた『怪しすぎる情報源』の正体」。
一色氏は3年前に解散した八王子を拠点とする右翼団体の構成員。
〈「何時に誰と会ったかも全部メモしているような奴だった。そういう男は右翼には向かない。いつの間にか建設会社(本文では実名)の総務担当になっていたとは。驚いたね」(右翼団体の元会長)〉
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