警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(26,27日単位・レベル)
地方に拡散する強盗事件
【治安うんちく】 今年に入って強盗事件が目立っているが検挙も相次いでいる。
22日には大阪府守口市のたばこ店に男が押し入り、店番をしていた79歳の女性に刃物を突き付けで脅し、現金約1万円を奪って走って逃走。
18日には鹿児島市で82歳の女性が玄関を開けたら尋ねて来た女に頭を殴られて気絶。現金数万円が奪われた。
12日には水戸市のゲームセンターに2人組の男が押し入り、消火器で消火剤をまいたうえに店員の頭を空き瓶で殴り、売上金など10万円が強奪した。
10日には長野県諏訪市の店舗兼住宅に男が押し入り、家人の71歳の夫婦を粘着テープで縛って暴行を加え、店にあった貴金属や現金数百万円を奪って逃走。
5日にも大阪市大正区のコンビニに入ってきた男がレジにいた31歳の女性店員にエアガンのようなものを突きつけて脅し、現金約9万円を奪って逃走するなど各地で強盗事件が相次いだ。
警察庁によると昨年(平成27年)の全国における強盗事件の認知件数は2426件で前年に比べて630件減少した。
認知件数のワーストは大阪の400件、東京の399件、埼玉の214件、神奈川の159件、兵庫の151件などとなり比較的に都市部に多い。しかし、都市部が減少したのに対して、山形の5件など東北地方では青森を除き5県が増加。さらに広島や鳥取なども増えるなど地方に拡散している。
一方、昨年12月に東京都内で相次いだコンビニ強盗事件で30歳の男が今月に入り警視庁に逮捕されるなど検挙も多くなっている。
その検挙率は平均が78.9%と高く前年より8.4ポイントもアップしている。大分の122.2%をトップに福井の120%など100%代が19県に及び、特に沖縄を除いた九州地区は全てが100%代を誇った。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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