警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24,25日単位・レベル)
やはり鍵が必要な時代だ
【治安うんちく】 今から10年くらい前になるが、大分県警本部長になって行った警察庁の某氏、全国警察本部長会議で上京した際に、こんな事を言っていた。
「このご時世に鍵をかけていない民家が多いんだよなぁ」
それほど不用心な県民が多いのだと言いたかったのだろう。小蘭はこう答えた。
「いいじゃないですか。それだけ平穏だと言うことですよ」と。
1月20日の共同通信がこんなニュースを流していた。
山形県では警察が認知した侵入盗の70.3%が無施錠で、全国平均の47%を大きく上回っている-という。記事では「山形は安全」と慢心してはいられないと警告していた。
殺人や強盗などは重要犯罪としているがこれに対して重要窃盗犯がある。侵入盗、自動車盗、ひったくり及びすりを言う。たかが〝泥棒〟だが続発すると周辺住民に恐怖感を与える犯罪だ。
警察庁によると平成27年の重要窃盗の認知件数は10万8562件で前年に比べて1万1926件減ったという。
最も多いのは山形のような侵入盗で8万6377件で同-7189件。自動車盗が1万821件で同-2283件、ひったくりが4142件で同-2059件など。
都道府県別ランキングでは愛知が最も多く1万0915件。以下、大阪の9289件、東京の9145件、千葉の7367件、福岡の6849件の順。
認知件数を減らしたのは千葉の-2174件をトップに大阪の-2209件、愛知の-1477件と続いた。
逆に前年より増加したのは茨城の+306件、岡山の+39件、宮城の+35件など。
重要窃盗のうち山形のような侵入盗は愛知がワースト1で8157件、東京の6324件などと続き、山形は47都道府県でも低いほうでしかも、426件で東北6県では2番目に少なかった。
ところが検挙率が極めて高く91.5%で全国1位だった。
確かに、鍵をかけないで良い世の中は理想だが、このご時世はやはりそんなに甘くはないようだ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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