警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(14、15日単位・レベル)
ロボットが犯罪者になる日
【治安うんちく】 11日付の産経新聞都内版に「ロボットが隣人に」と題する緒方優子記者の囲み記事が載っていた。
スーパーに買い物に行った際に「こんにちは」と聞き慣れない言葉で迎えられたという。そしてそのロボットは「また来て下さいね」とも…
長崎ハウステンボスにあるホテルの接客ロボットが話題を呼んだことがある。写真で見ると人肌といい目といい首にスカーフを巻いた姿はまるで本物の女性かと思わせるほどリアルなのだ。
こうした人間とのコミュニケーションを主眼に置いたロボットをソーシャルロボットと言うそうだ。しかもその開発は無限だと言うから限りなく人間に近づくのだろう。現実に産業ロボットによる事件も起きている。ロボットが犯人の場合に罪が問えるのかなど一部では議論が始まっている。
仮にロボットが犯罪に悪用されたらどうする。工場などで働く産業用ロボットや建築現場で働く搬送用ロボットなど明らかにそれとわかるロボットならいざしらず、弾力性やつやまで含めて人間と変わらない肌。会話も可能なロボットが爆弾を所持し、スーツを着て堂々と犯行に及ぶ-なんていうことを想像しただけでゾッとする。
米国バージニア州で、立てこもった犯人の逮捕はロボットだった-鉄人28号や鉄腕アトムの空想漫画の世界が現実味をおびるのも時間の問題だ。
犯罪ツールとなるロボットを作らないようなにがしかの歯止めが必要だろう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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