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2016年1月 5日 (火)

2016年1月 5日 (火)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(5,6日単位・レベル)
えっ
第3次交通戦争
【治安うんちく】

2009_1228_222559212F1011501 報道によると昨年(平成27年)の年間交通事故死者数は4117人で、前年同期に比べて4人増加した。数字は少ないが増加に転じたのは15年ぶりだという。
 どうしても忘れられない警察庁長官の悲痛な会見がある。それは平成8年11月21日の国松孝次長官の会見だ。
 「交通死者数が8589人になってしまいました。私はどうしても今年の死者数を1万人以下に抑えたいのです。機動隊員を動員してでも押さえ込んでやる」
 国松長官がこだわるのは昭和34年から続いている死者数1万人だ。同年に1万人を突破、翌年には1万2000人でこの2年間で、明治27年のあの日清戦争での戦死者数を超えたのだ。そして、生まれた言葉が「交通戦争」。当時の流行語となった。
 それも昭和45年をピークに減少傾向に転じたものの今度は同55年から再び上昇し始めて63年にはついに1万人を超えたのである。こうした背景もあり、国松長官の「1万人以下への抑止」の思いは強かった。
 あの平成8年11月21日の「抑止宣言」の結果、その年はついに1万人を割り、9942人まで押さえ込むことができた。
 1万人台が続いた昭和45年までの交通戦争を「第1次交通戦争」と言われ、昭和63年から再び1万人台に転じて国松長官時代の抑止策が定着するまでの期間を「第2次交通戦争」と言われた。
 その後、死者数は1万人以下が続き平成27年には4117人にまで押さえ込む事ができた。
 抑止策が成功した平成9年1月9日の定例会見で、国松長官は「市町村にいたるまでの協力の賜であった。今後も協力しあって押さえてほしい」と…
 ところが、最近の死者数を見ていると65歳以上のお年寄りの交通死者の割合が増加しており、高齢化社会を迎えるにあたり、気がかりな現象である。
 死者数によって第1次、第2次という不名誉なレッテルをはられたのに対して、高齢者の死者数の増加が課題となった今を「第3次交通戦争」などと言われないよう、国民1人ひとりが注意するしかない。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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