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2015年12月31日 (木)

パリ同時多発テロ アバウド容疑者 潜伏中に警察襲撃計画

【アテネで田中龍士】パリ同時多発テロ事件の首謀者で、事件後に当局の急襲作戦で死亡したアブデルハミド・アバウド容疑者(当時28歳)が2015年初めにも、アテネを拠点にベルギーの警察を襲撃するテロを計画していたことが分かった。ギリシャ当局は潜伏先のアパート2カ所を強制捜査するなどしたが、逮捕には至らなかった模様だ。
 ギリシャ紙カティメリニによると、ギリシャ当局は2015年1月2日、アバウド容疑者とみられる人物がベルギーでの警察襲撃を計画しているという情報をベルギー当局から受けた。アテネにいるアバウド容疑者が携帯電話でベルギー東部ベルビエに潜む仲間に指示を送っているというものだった。
 他国の情報機関を加えた共同捜査は、アバウド容疑者確保に動いた。ベルギー当局は同15日、ベルビエの潜伏先を捜索。銃撃戦の末に男1人を逮捕、男2人が死亡し、自動小銃AK47や拳銃、警官の制服などを押収した。また、モロッコ系のアバウド容疑者が育ったブリュッセル・モレンベーク地区など数カ所でも捜索を行った。
 一方、ギリシャ当局は同17日、電話会社への照会で携帯電話の発信元を割り出しアテネの中心に近いパグラティ地区のアパートを強制捜査。テロ計画の指示に使われた携帯電話を所持していたアルジェリア人の男(33)を逮捕した。その2日後には北西へ約4キロ離れたセポリア地区のアパートも捜索、フランスの偽造運転免許証などを押収した。
 2カ所のアパート内で採取されたDNA型は、アバウド容疑者と一致した。
 パグラティ地区の売店の店員(42)は、売店の常連客だった男が、強制捜査当日の朝に捜査関係者とみられる私服の男性たちに「車で連行された場面を見た」と毎日新聞の取材に証言した。パリのテロ後に報じられたアバウド容疑者の写真を見た店員は「この男だった」と断言した。
 店員によると、アバウド容疑者とみられる男は別の男が売店前で治安当局者らしい男性に取り押さえられた約15分後に売店を訪れ、「彼を見なかったか」と英語で店員に尋ねた。そこに現れた複数の男性に連行されたが、抵抗せず、軽く笑みを浮かべていたという。警察は翌日、店の防犯カメラの録画記録を押収した。
 複数のメディアは当時、警察筋の情報として4人が拘束され、その中にアバウド容疑者と特徴がよく似た人物が含まれると報じた。だが、ギリシャ警察は「アルジェリア人の男1人を逮捕」とだけ発表した。
 ギリシャ警察は、連行した人物の中にアバウド容疑者が含まれていた可能性について尋ねた毎日新聞の取材に対し、当時の発表内容を示しただけで、明言しなかった。
 アバウド容疑者は、過激派組織「イスラム国」(IS)のウェブ版英字機関誌「ダビク」(昨年2月発行)で「名前も写真も知れ渡っているのに彼らの本拠地に滞在して作戦を計画し、無事去ることができた」「当局者に止められ、凝視されたが写真に似ていなかったようだ」と語っている。
詳細は以下をクリック

http://mainichi.jp/articles/20160101/k00/00m/030/024000c

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