警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(1、2日単位・レベル)
政府は何をしているのか!
【治安うんちく】
増加し続けるものの抑止の妙案が浮かばない振り込め詐欺-なんとニュースサイトのNHK電子版が特定地域に警戒を呼びかけている。
「詐欺警戒情報」と題するもので、先週27日から30日朝にかけて、さいたま市内大宮区東町や下町などで区役所の職員を名乗って、医療費の還付金詐欺の電話が相次いだほか西区や越谷市でも実在する息子や孫の名前を名乗りおれおれ詐欺の電話がかかっていることから注意を呼びかけたもの。タイトルは『詐欺警戒 大宮区 西区 越谷』と特定地域をあげている。
一方、警視庁は振り込め詐欺などで現金の送り先にマンションの空き部屋が悪用されるケースが相次いでいることから、空き部屋に「配送厳禁」と書かれたシールを貼るなどの対策に乗り出した。
さらに、今年になって詐欺グループのアジトとして使われた東京都内の空き部屋29カ所を摘発。現金の送り先としてマンションの空き部屋が使われるケースが増えている。
このため警視庁は、賃貸マンションの部屋などが悪用されるのを防ごうと、不動産会社の担当者を集めた会合を開いた。会合では管理人や防犯カメラがない建物が悪用されるケースが目立つことから不審な点があった場合は連絡を取り合うことなどが確認された。アジト対策である。
こうして、様々な対策が講じられているが、大阪府警は被害防止策として、府内の金融機関で高額の現金を引き出そうとする高齢者には身分証が必要とし、発行までに時間が必要な「預金小切手」の利用を勧める対策などを推進した結果、10月末までに24件約1億2300万円の被害を食い止めたという。
警視庁ではおれおれ詐欺の犯人が現金を自宅に受け取りに来る手口と駅やその他の街頭に呼び出して受け取る手口があるが、昨年前半は駅などに呼び出す手口が2~3割程度だったが後半は4~5割に増えていると警告している。
官民の対策は進んでいるが、治安関係で喫緊の対策が必要としてあげた振り込め詐欺犯など組織犯罪に適用可能にする通信傍受の範囲拡大を柱とする刑事司法改革関連法案の成立が遅れているとはどういうことだ。国民の生命と財産を守る気があるのかを政治家に問いたい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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