警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18,19日単位。レベル)
共謀罪の新設は必要だ!
【治安うんちく】 パリで起きた同時テロ…「日本で起きる可能性は?」と大きな不安を抱えている国民が多い。そして政府は共謀罪の新設などテロ対策の強化を進めている。それは欧米流の諜報のノウハウの導入などだ。ところが、共謀罪には依然として反対意見が多い。
これまでも入管当局が提供を受けた外国人の指紋と顔写真を警察庁の資料と照合しているが情報量が少ないのが実情だ。
忘れることができない出来事がある。あれは平成13年5月1日のことだ。北朝鮮の金正男がドミニカ共和国の偽造パスポートで偽名を使い日本に入国を図った。事前情報があって成田空港の入国管理局に拘束され、当時の女性外務大臣の半狂乱的なおお騒ぎで北朝鮮に返してしまったのだ。
日本警察は、空港から出た金を追跡し、国内での関係者との接触状況をつかみ、あるタイミングで外勤の制服警察官が普通に職務質問をして偽造パスポートによる入国で逮捕する方針だった。
ところが入管が身柄を拘束してしまっただけでなく、その情報が一部マスコミに流れ、ミッションは失敗に終わってしまった。
こんな事では、欧米から諜報ノウハウを導入しても、国内での各省庁との連携がなければ急増しているホームグロウン・テロリストなどへの対処は無理だろう。
さらに共謀罪の新設反対者に聞きたい。諜報機関が、ある手段で事前情報をキャッチした場合、情報だけでは身柄も拘束できず、実行着手まで指をくわえて待てというのか?
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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