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2015年10月12日 (月)

「むかで競走」の骨折事故が多発(12日)NHK

運動会などの種目の1つで、集団で足をつなげて走る「むかで競走」について全国の学校で事故が相次ぎ、1年間に480人余りが骨折していたことが産業技術総合研究所の調査で分かりました。専門家は「事故が多発する競技であることが分かった。改善する必要がある」と指摘しています。
調査を行ったのは産業技術総合研究所の西田佳史首席研究員らのグループです。
グループでは、昨年度、日本スポーツ振興センターに報告された全国の小中学校や高校の事故、およそ102万件のデータを調べたところ、運動会や体育祭の種目として行われる「むかで競走」で事故が相次いでいて、1年間で2205人がけがをしていたことが分かりました。
このうち、21%に当たる482人が足や肩などを骨折する重傷を負っていたほか、頭を強く打ち、体にまひが残るなどのケースもあったということで、事故全体の85%が中学校で起こっていました。
「むかで競走」は集団で縦1列に並び、互いの足をひもや1枚の板でつないで走る競技で、グループでは1人が転倒すると前後の人も連動して転倒してしまうことがけがのリスクが高くなる原因ではないかとしています。調査を行った産業技術総合研究所の西田首席研究員は、「重い事故が多発する競技であることが初めて明らかになった。今回の結果をしっかりと受け止めてより安全な競技に改善していく必要がある」と指摘しています。

骨折した児童は

東海地方に住む小学校6年生の男子児童は、ことし5月、運動会のむかで競走の練習をしていたとき、鎖骨を折る重傷を負いました。競技は、4人が1チームとなってリレーを行うもので、男子児童が列のいちばん前でした。けがをしたのは初めての練習が行われたときで、全員の足首をひもでつないで運動場のトラックを走ったということです。
その際、後ろを走っていた児童が転び、それをきっかけにほかの児童が次々に倒れ、先頭にいた男子児童の上に勢いよくみんなの体が乗りかかって来たということです。
男子児童は左の鎖骨を骨折する大けがをし、1か月余りは左腕が使えず、およそ5か月がたった現在も通院を続けています。男子児童は「はじめに1周走ってみて自信がついたのでスピードを上げたら、転んで自分の上に皆が積み重なってきました。
何が起きたのか分からず、そのときはショックで視界がぼやけていました。これまでけがとかそんなことは考えずに一生懸命勝とうという気持ちでやっていました。競技自体は好きですが、大きな骨折につながるんだったらけがをしないように工夫が必要だと思います」と話していました。

安全のためには

静岡県富士市の整形外科医、東山礼治さんは、毎年、体育祭のシーズンになるとむかで競走の事故で受診する子どもが相次ぐことに気がつき、6年前からむかで競走の安全性を調べてきました。
東山医師が地元の教育委員会の協力で行ったアンケート調査によりますと、むかで競走では一度に走る人数が多いと事故が起きやすくなり、先頭に近い子どもほどけがをしやすくなるなどの傾向がみられたということです。
東山医師によりますと、リスクを下げるためには一度に走る人数を減らすことや、大人数で走る場合は全員の足を1つにつなげずに、少人数ごとに結ぶひもを分けるなどの工夫が重要だということです。また、足を結ぶ際にはストッキングのように伸び縮みしやすい素材のひもを使う方が転倒しにくく、事前に片足だけを結んで歩き、体を慣らす練習をしておくことも重要だということです。
東山医師は、「むかで競走は協調性を育むいい競技ですが、昔からやってきたからそのまま続けるということではなく、より安全にするにはどうすればよいか学校と生徒が一緒になって考えてほしい」と話していました。

News_pic1_3http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151012/k10010267401000.html

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