警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(31、1日単位・レベル)
検挙率について
【治安うんちく】
暴力団員の検挙も増加しているが、検挙率に大きな影響を与えているのが窃盗事犯。各都道府県警のランキングは既に紹介しているが、今回は「検挙率」はどんな犯罪が高いのかなど罪種別のランキングを…
警察庁によると今年9月現在で検挙率が最も高いのは知能犯の中の背任で100%を誇る。会社などでその地位にある者が公金を横取りする犯罪で、このほど大阪桐蔭中学・高校の裏金問題で経営する大阪産業大の大阪地検への告訴のような事件。
その次ぎが殺人の96.7% 、公務執行妨害の93.1%、、盗品と知りながら譲り受けるなどの盗品等の91.7%、強盗の91.6%と続く。
これに対して低いのは器物損壊等の8.7%を頭に窃盗犯の26.1%、住居侵入の39.4%、知能犯の43.8%、公然猥褻の57.0%の順。
刑法犯全体の約7割に当たる窃盗犯の検挙率が低いのは自転車などの乗物盗が7.4%と低いのが要因だ。極端に言えば、自転車盗が検挙率全体の低下の要因と言っても過言ではない。
知能犯については通貨偽造が22.8%と極端に低く、振り込め詐欺の逮捕などの報道が多く検挙件数も多いように見えるが意外に低く40.9%だ。
そして検挙率は昭和の時代に比べて低下し続け、平成14年にはどん底の19.8%まで落ちた。これは認知件数が多く警察官の処理能力が落ちていたことが要因だが、現在は犯罪抑止策の効果があって、認知件数も減少、窃盗事件の余罪も多く立件されている。
長野、岐阜、愛知、三重の4県で空き巣をしたとして46歳と50歳の男が、長野県警に逮捕されたが、被害は60件に及ぶと見られており、全て立件すれば検挙率は高くなるのだ。しかし、1件、1件立件するのにはやはり多くの人員を要する。犯罪は全てそうだから、やはり抑止することが大事である。
【事件】1日未明、東京・品川区のコンビニに包丁のようなものを持った男が押し入り、現金およそ16万円を奪って逃走した。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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