警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(30、31日単位・レベル)
任侠道はどうした!
【治安うんちく】
今月初め暴力団山口組分裂後の警察の取り締まりを勝手に「第四次頂上作戦」などと書いてしまったが、10月に入って益々活発化している。
27日には、居住用に契約したマンションの一室を指定暴力団工藤会の関係者が使う事務所にしていたとして、28歳の工藤会の準構成員が千葉県警に逮捕された。
25日には山口組系の組員と分裂した神戸山口組系の組員が名古屋市内で小競り合いを起こした事件で、凶器準備集合の疑いで、神戸山口組の主要団体、山健組傘下の組長(44)ら5人を逮捕。県警は事件に絡み、暴力行為法違反(器物損壊)容疑で山口組弘道会系組員7人を、凶器準備集合や傷害容疑で山健組系組員4人をそれぞれ逮捕しており、逮捕者は計16人になった。
さらに警視庁は23日午前、東京都台東区にある「落合金町連合」の本部事務所に恐喝容疑などで捜索に入った。平成25年に東京都八王子市の土木作業員の男性(46)に「山口組の者だ。誰が落とし前を付けるんだ」などと脅して20万円を脅し取った疑い。この捜索は同連合は、山口組の2次団体で、都内に本部を置く直系2団体のうちの一つ。警視庁は分裂に伴う抗争を警戒しており組織の実態を把握するのが目的だった。
22日には兵庫県警が、他人名義で自動車を虚偽登録したとして、神戸山口組の66歳の最高幹部を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕。また暴力団事務所の土地建物を会社と偽り設立登記したとして、兵庫県警は同罪で山口組健心会会長(62)、同会幹部(53)ら3人を逮捕した。
このほか愛知県警は18日、傷害容疑で神戸山口組の主要団体、山健組の傘下組幹部(50)を暴行の現行犯で逮捕。平成22年に神戸市中央区の山口組の傘下だった山健組本部事務所前で手りゅう弾が爆発した事件で、兵庫県警は暴力団松葉会系助川一家組長(67)を逮捕。さらに秋田県警は暴力団幹部同士の小競り合いで双方9人を逮捕するなど日本警察による徹底した検挙が続いている。
暴力団員だけではない、大阪府警は無許可でマンション新築工事の請負契約を結んだとしてフロント企業と見られている大阪府枚方市の建設会社経営者(44)と自称同社員(48)ら男3人を逮捕するなど10月は全国の警察が、暴力団壊滅に向けて本格的に動き出したとみられる月だった。
9月までの数字になるが警察庁によると暴力団の検挙件数は1万6575件で検挙人員は8833人にのぼった。
検挙件数で最も多かったのは窃盗で8769件。次いで詐欺が2007件、傷害が1610件の順。特別法犯は8629件で、なんと言っても多いのが覚醒剤取締法犯。検挙件数は窃盗に次ぐ5912件。泥棒か覚醒剤での金儲けしかできない集団になってしまった。任侠道も落ちたものよ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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