警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(23、24日単位・レベル)
少年の殺人犯が増加
【治安うんちく】 昨年8月、高知市内で無灯火の自転車を停止させようとした警察官にぶつけて逃走した高校3年の男子生徒(17)がこのほど公務執行妨害と傷害で送検された。ぶつけられた警察官は意識不明の重体。
高知県警は、男子生徒を事故があった日に現行犯逮捕したが、翌日釈放して任意で調べていた。このほど、スピードを緩めずに警察官にぶつかっており、逃走するため故意に警察官に衝突させたと判断した。
それにしても、前橋市の公園で、約9㍍の展望台から16歳の女子高校生を突き落として殺害しようとしたとして、19歳の少年が逮捕されたり、都内の路上で車いすの女性からショルダーバッグをひったくったとして17歳の少年が逮捕されるなど、件数は少なくなったものの、相変わらず少年犯罪はあとをたたない。
警察庁によると今年9月までの少年犯罪の特徴は凶悪犯のうち殺人とわいせつなどの風俗犯が増加しているという。
検挙人員は前年同期より6322人少ない2万8253人。このうち凶悪犯は421人で前年同期より72人少ないが殺人事件は41人で9人の増加。
粗暴犯は3811人で前年同期より-804人。窃盗犯は1万6823人で同-3512人。知能犯は663人で同-18人。但し風俗犯は386人で57人も増加している。その要因はわいせつが51人も増加したことだ。
検挙人員を1日当たりに換算すると103人。毎日100人以上が検挙されていることになる。さらなる少年犯罪対策が必要のようだ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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