警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(13、14日単位・レベル)
動き出した時代錯誤の法改正
【治安うんちく】
女性の人権を損ねる犯罪の厳罰化に向けて動き出した。
このほど、法務省が法制審議会に性犯罪の罰則を強化する刑法改正を諮問。今後、強姦罪や強制わいせつ罪を被害者の告訴がなくとも起訴できる非親告罪とすることなどが検討される。
大阪府警の警察官による集団強姦や福岡県警の巡査長の強姦、愛知県警の巡査部長による強姦未遂など警察官によるなんとも恥ずかしい事件が相次いでいる。
警察庁によると今年8月までの強姦の認知件数は798件で前年同期に比べて18件の減少。ランキングでは東京の127件、大阪の88件、福岡の65件、神奈川の60件、埼玉、兵庫のそれぞれ48件の順。
全国平均の検挙率は高く90.9%もある。和歌山、鳥取、島根の200%など100%以上が26県に及んでいる。
これに対して低いのは京都の50%をトップに大阪の56.8%、岐阜、秋田の60%、兵庫の68.8%と続いた。山形のように2件発生しているが0%のところもある。
一方、強制わいせつの認知件数は4563件。ワースト1は大阪の753件。以下、東京の547件、福岡の328件、神奈川の304件、兵庫の290件など。
強姦に対して強制わいせつの検挙率は低く57.3%だ。高いのは高知の112.5%、秋田の108.9%など100%以上が4県あった。
低いのは大阪の29.0%を頭に山梨の30.0%、長野、富山の33.3%、宮崎の36.4%と続いた。強姦の検挙率が0だった山形は13件発生しており検挙率は53.8%と頑張っている。
強姦も強制わいせつも凶悪犯罪。江戸時代でもあるまいし、親告がなければ罰せられないなんて、時代錯誤も甚だしい法律だった。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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