警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(1、2日単位・レベル)
第4次頂上作戦
【治安うんちく】
警察庁の金高雅仁長官は1日、指定暴力団「山口組」分裂後の9月の1カ月間に、全国の警察が新組織「神戸山口組」を含む双方の幹部29人を逮捕、21カ所を家宅捜索したと明らかにした=産経新聞電子版
平成22年には全国で初めて暴力団排除条例が施行されて全国の都道府県に拡大。そして警察は暴力団壊滅に向けて動き出した。
中でも日本最大組織の山口組に対する取り締まりは徹底したものだった。平成24年に元警部が殺害された事件では工藤会総裁など18人を逮捕するなど今年上半期だけで弘道会の直系組長等6人。弘道会直系組織幹部10人を逮捕している。
そして9月30日、兵庫県警は兵庫県淡路市の侠友会の事務所を捜索し、山口組分裂で組織された神戸山口組の実態解明と資金の流れなどの捜査に着手。
一方、大阪府警は25日、覚せい剤取締法違反事件の関係先として、山口組から離脱した宅見組本部事務所を家宅捜索した。宅見組は山口組を離脱して結成した神戸山口組の有力団体で、分裂後に家宅捜索が行われるのは初めて。
このほか福岡県警も17日、神戸山口組の関連団体で同県福津市にある組事務所など数カ所を家宅捜索。愛知県警は1日、弘道会高山組の事務所を家宅捜索するなど徹底したものだった。
暴力団勢力は平成25年末の時点で構成員、準構成員は5万8000人で前年より4600人も減った。6万人を切ったのは昭和33年以来で最も少ない数字となった。
特に平成16年には8万7000人もいたが、9年間で3分の2まで減少。
暴力団壊滅に向けた集中取り締まりは昭和39年から昭和44年まで続けられた第一次頂上作戦が始まり。そして同45年からは第二次頂上作戦、同50年からは第三次頂上作戦が行われており、今回は第四次頂上作戦となる。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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