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2015年9月12日 (土)

赤信号停車、ヘルメット着用…暴走族摘発困難に(12日)読売

秋の交通安全県民運動(21~30日)に向けて、奈良県警が暴走族の取り締まりを強化している。
 暴走族と言えば、かつてはリーダーの指揮下で、派手な特攻服を来て暴走行為を繰り返す集団だったが、近年は固定のチームを組まず、気ままに集まったメンバーで暴走するゲリラ的な走行が増加。活動の実態が把握しにくくなっており、県警は専門部隊を投入して摘発に力を入れている。
 昨年4月下旬、県北部の住宅街を走る幹線道路。ナンバープレートを跳ね上げて見えなくしたオートバイ7台に分乗した12人の少年らが、エンジンを吹かし、車道いっぱいに広がって集団走行をしていた。
 ところが全員、ヘルメットを着用し、赤信号では必ず停車。大幅な速度違反もしなかった。
 集団での危険な暴走行為は、運転免許の取り消し処分も科せる道路交通法違反(共同危険行為)に問われるが、明らかな違反行為がなければ同法の適用は難しい。
 捜査員らは、その場ではいったん対応を見送ったが、約1年かけて地道な捜査を重ねた結果、少年らを道路交通法違反(無免許運転)容疑などで摘発した。
 活動が突発的になったことも、摘発を困難にしている。かつては七夕やクリスマス、年末年始など、決まった日に大規模な暴走行為が集中していた。しかし最近は、LINE(ライン)やツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)での呼びかけに応じて集まり、その場の雰囲気で集団走行するケースが多く、出現が予想しにくいのだ。
 県警によると、県内で組織的な暴走族の構成員として把握できているのは13人。一方、グループに属さないメンバーは115人。県警は今年6月までの半年間に126件、延べ104人を道交法違反容疑などで摘発したが、そのほとんどがグループに属していなかった。
 県警は今後、メンバーが集まりやすい大型連休中の警戒を強化するほか、悪質な危険運転が繰り返される地域には、交通機動隊の捜査専門部隊「HAYABUSA(ハヤブサ)」を配置し、違反者の摘発や暴走行為の未然防止を図るという。
 県警交通指導課は「どんな形態であれ、暴走行為を行う集団は社会的に迷惑であり、軽微な違反であっても地道に摘発していく」としている。(行田航)

2015年09月11日 18時56分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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