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2015年9月 2日 (水)

大阪・中1遺棄:深夜外出、怖さ知って(2日)毎日

大阪府寝屋川市の中学生が遺体で見つかった事件は、深夜に出歩いた2人が犠牲になった。まだ人通りが少ない早朝に車で連れ去られたとみられている。身を守るために心がけておくことは何か。事件に衝撃を受けている中学生らへのメッセージを、子供との関わりが深い3氏に聞いた。【安高晋】

 ◇スマホ、防犯にならない 尾木直樹さん
 中学生の皆さんは、「オール(夜通し)」でスマホのやり取りをすることに慣れてしまい、危険の多い深夜の街の中でも、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で親や友人とつながっていれば安心と思っていることでしょう。「何かあれば連絡取ればいいや」って。でも、悪い人に取り上げられてしまったらそれまで。スマホは防犯には何の役にも立たないんです。
 スマホ依存は考える力を奪います。でも、自分から友人に「深夜はやらない」なんて言えないですよね。愛知県刈谷市の全小中学校はスマホの使い方のルールを保護者に提案しました。親ばかりか子供からも好評です。「深夜にラインしてはいけないってルールで決まってる」と互いに言い合えるから。皆さんも考えてみてください。
 亡くなった2人はとても悔しいはず。それを拭うには、皆さん一人一人がしっかり全力で生きること、そして幸せになることです。
 ◇「やめよう」言う勇気を 松井典夫さん
 「知らない人にはついていかない」。学校ではそう教わります。でも頭では分かっていても、実際は一つ一つ状況が異なり、マニュアル通りにはいかないものです。こんな声の掛けられ方をしたらどう対応すればいいか。学校で場面を想定しながら、みんなで意見を出し合うことが大切です。例えば「約束の時間に遅れそうになった時、親切そうなおじさんが車で送ると声を掛けてくれたら」とか。自分の命は自分で守るという強い気持ちを持って、想像を膨らませてみてください。
 中学生になると、自分の足だけで歩くことが増えます。大人への一歩ですが、楽しさだけではなく怖さも広がっています。深夜の外出を友人に誘われると、気軽に応じたり、断りにくかったりするかもしれません。でも、どんな危険があるかを、2人の悲しい死から君たちは想像することができるはずです。「もうやめよう」と勇気を持って言い合えてこそ、本当の友達です。
 ◇味方の大人はいるよ 石川結貴さん
 深夜に外出するのは、家に居場所がなかったり、中には暴力を受けていたりするからという人もいるでしょう。そういう子供たちからたくさん話を聞いたことがありますが、気持ちを誰にも言えずに抱え込み、追い詰められてしまう子が多いと感じます。私は「どこかに必ず、あなたの味方になる大人はいるよ」と言いたいです。
 今通う学校の先生でなくても、小学校や保育園の時の先生でもいいし、電話相談の「チャイルドライン」でもいい。交番に駆け込むことだってアリです。児童相談所には3桁の番号「189(いち早く)」でつながり、「おなかがすいて動けない」といった相談にも応じてくれます。自分からSOSを出せば受け止めてくれる人がいることを忘れないでください。
 事件で「世の中は怖い」と不安に思っている人もいるでしょう。自分が「助けて」と言える人や場所を探しておけば怖くはありません。ただし、それは夜の街にはないのです。

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http://mainichi.jp/shimen/news/20150902dde041040047000c.html

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