« 死傷事故の6割、自転車側違反…危険運転に注意(2日)読売 | トップページ | 81歳、40年間無免許運転か 福岡で男を逮捕(2日)共同 »

2015年9月 2日 (水)

海難事故:対馬6隻転覆 「竜巻見た」証言 4人死亡2人不明に(2日)毎日

1日未明から早朝にかけ、長崎、山口両県の沖合でイカ釣り漁船計6隻が相次いで転覆した。乗組員計10人のうち4人が死亡し、2人が行方不明となった。残りの4人は救助された。現場海域にいた漁師は「竜巻のようなものを見た」と話しており、悪天候による突風や高波が転覆の原因とみられている。
 第7管区海上保安本部(北九州市)などによると、1日午前3時ごろ、長崎県対馬市上対馬町の東約22キロで、上対馬町漁協所属の恵比須丸と、同市美津島町漁協所属の第8金比羅丸が転覆し、計3人の乗組員のうち1人が死亡、1人が行方不明となった。同午前3時40分ごろには、対馬市豊玉町の長崎鼻灯台の東約24キロで、豊玉町漁協所属の第3海漁丸▽第1吉栄丸▽第5住吉丸−−の3隻が転覆し、計5人の乗組員のうち3人が死亡した。いずれも18〜10トンの小型漁船。
 また1日午前6時40分ごろ、山口県下関市・角島の北西約45キロ沖の日本海で、福井県の越前町漁協所属の第3海昌丸(9・14トン)が転覆した。1人は救助されたが、1人が行方不明となっている。
 気象庁によると、事故当時、低気圧が対馬海峡付近にあり、大気の状態が不安定だった。対馬市では発達した積乱雲の下で突風が吹き、1日午前3時6分に同市上対馬町で最大瞬間風速15・3メートルを観測。1日未明から早朝にかけ、対馬市で強風・高潮・雷注意報が、対馬沖では波浪注意報が発令されていた。【田中韻、竹内麻子】
 ◇海上、注意報対象外
長崎地方気象台によると、事故の海域は竜巻などの激しい突風が発生しやすい状況にあったが、竜巻注意情報は出ていなかった。
 気象庁天気相談所によると、海上は事実上、竜巻注意情報の対象外となっている。「注意情報は過去の発生状況に基づいて発令しているが、海上における竜巻は陸上と比べて目撃情報も被害例も少ない。注意情報を発令できるだけの十分なデータがない」という。
 海上の竜巻は、気象庁の集計では2014年1月から今年8月30日までに40件確認されている。だが、現在の技術水準では陸上でも竜巻などの突風が吹いていたときに竜巻注意情報が出されていた割合は高くない。東京大学大気海洋研究所の新野宏教授は「データを見る限り、非常に強い積乱雲が現場海域を通り過ぎており、強い突風が発生していた可能性がある。竜巻など突風の兆候が見られたかどうかを検証すべきだ」と話している。【川上珠実】
 ◇「魚の通り道」
 水産庁九州漁業調整事務所や長崎県によると、対馬沖は対馬暖流に伴う「魚の通り道」と言われ、4〜10月はケンサキイカ、11月以降はスルメイカのシーズンとなり、県外からも漁船が集まる。
 長崎県からイカ釣りの操業許可を受ける5トン以上の漁船は現在538隻。うちイカ漁が盛んな対馬市は半数弱の243隻を占める。夏の最盛期には5トン以下の船もイカ漁をしており、実際の操業数はもっと多いという。

Logo_mainichi_s1http://mainichi.jp/shimen/news/20150902ddm041040170000c.html

« 死傷事故の6割、自転車側違反…危険運転に注意(2日)読売 | トップページ | 81歳、40年間無免許運転か 福岡で男を逮捕(2日)共同 »

航空機・船(海難)・鉄道関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 死傷事故の6割、自転車側違反…危険運転に注意(2日)読売 | トップページ | 81歳、40年間無免許運転か 福岡で男を逮捕(2日)共同 »