警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(30、1日単位・レベル)
水際作戦の強化を
【治安うんちく】 入国審査の際に個人識別情報が義務化されるなど平成19年から厳しくなっているはずなのに、強制退去されたギニア国籍の男(40)が再入国して都内で窃盗事件を起こしていたことが分かった。
男が日本から強制退去させられたのは平成21年。ところが男は平成26年に再入国。数件の窃盗事件などに関与。数件のうち新宿区の飲食店で現金が盗まれた事件について、警視庁新宿署が窃盗容疑で逮捕状を取得。男は依然として国内に潜伏している可能性があり行方を追っているという=産経新聞電子版
入国管理局はテロ対策の一つとして外国人には指紋及び顔写真の個人識別情報の提供を義務化。別人の旅券を使って入国しようとするテロリスト等の要注意人物を見つけることが可能になったはずなのに…今回はすり抜けられたことになる?
警察庁がまとめた今年上半期の外国人の不法滞在者による犯罪が増加しているという。
今年6月まで全国で検挙された外国人は4850人。このうち刑法犯は2961人で前年同期に比べて355人増加している。検挙人員4850人のうち正規滞在者の検挙人員は3783人。不法滞在者は1067人。正規滞在者の検挙者は前年に比べて362人減少したのに対して不法滞在者の検挙は136人も増加した。
刑法犯のうち窃盗での検挙人員は罪種別で最も多く1547人。前年比で134人増加。窃盗のなかでも自動車盗280件のうち最も多いのはブラジル人関与の事件で7割にあたる199件。侵入窃盗は473件のうち220件がコロンビア人。万引は1509件あり、このうち半数以上の835件ベトナム人だった。
国籍別の検挙件数で最も多いのはベトナムが1145件、次いで中国の1075件、韓国人288件と続いた。
それにしてもテロリスト対策で厳しくなったはずの入管システムだが、泥棒を見逃すようでは…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント