警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(29、30日単位・レベル)
体感的に不安を感じる
【治安うんちく】
人の命がこんなに軽いものかと思われるように殺人事件が全国で相次いでいる。
28日夜、三重県伊勢市の山の中で、18歳の女子高校生が胸を刃物で刺されて死亡しているのが見つかった事件で、警察は、現場にいた18歳の男子高校生を逮捕。
27日には山梨県富士河口湖町で83歳の夫と81歳の妻が殺された事件。なんとこの事件の犯人は孫の高校3年生(18)だった。
広島県内では46歳の女性が住宅の浴室で殺されているのがみつかった事件では52歳の自称・新聞販売店従業員が逮捕された。
12日には宮城県栗原市の杉林で白骨化した女性の遺体が見つかった。その後の調べで遺体は仙台市出身の17歳の少女であることが分かった。少女は昨年、「知人から暴力を振るわれている」と警察に数回相談していた。その男が死体遺棄容疑で逮捕された。
25日に東京・小平市天神町のマンションで、24歳の女性看護師が浴槽の中で殺害されていた事件で警視庁は27日夜、交際相手の25歳の男を逮捕した。
このほか24日には愛知県春日井市のラーメン店で35歳の従業員が殺害され39歳の従業員も重傷を負う強盗殺人事件が発生。元従業員を逮捕。大分県別府市で28日夜、60歳の女性が殺されていた事件で警察は娘の元夫を逮捕している。
インターネットでざっと調べただけでもこんなにある。
警察庁によるとこの殺人事件は昭和60年が1780件もあったがその後も1000件台で推移。平成に入って17年には1392件。同19年には1199件と減少し続けて、平成21年は1096件。
さらにそれ以降10100件台で推移、同25年に始めて1000件を割り938件だった。しかし同26年には再び増加して1054件になったが昭和の時代と比べると遙かに減っている。
一方、検挙率は高く、昭和の時代から90%の後半代で推移、平成25年にはなんと101.3%だった。各罪種別では1、2位を争う高さだ。
しかし山梨や三重の事件の犯人はいずれも18歳で現役の高校3年生だった。何が犯罪かは分かっているはずなのに結果を恐れないのか。あるいは「悪い事」をした場合は必ずペナルティがあることを自覚していないのか-学校での教育も大事だが、問題の本質は家庭にあるとしか考えられない。
【事件】 30日未明、東京・杉並区のコンビニで、客を装った男が包丁のようなもので店員を脅し、現金およそ2万円を奪って逃走した。しかし
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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