警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(14、15日単位・レベル)
黄金の三角地帯
【治安うんちく】
今年上半期の薬物事犯で覚醒剤取締法による検挙人員が前年同期と比べて増加しているが、その密輸事件の検挙件数は49件で同18件の減。人員は65人で同12人の減少。押収量は117.7キロで前年同期より163.4キロも減少している。
北朝鮮からの流入が多かった頃の平成11年の年間押収量は1975.8キロ。12年は1026.8キロもあった。この数字は年間で、117.7キロは半年の比較になるがかなり減少している計算になる。
警察庁によると今年上半期の仕出し国の検挙は中国の14件を筆頭にタイの9件、香港の8件で、この3国で全体の6割以上を占めた。その他ではアメリカが4件、メキシコ、フイリッピン、イギリスが各2件だった。
特に平成9年ころから増加が始まった北朝鮮からの密輸入は11年、12年ころがピーク。密航船で日本列島に近づき、海に流し日本側の組織が受け取るという瀬取りが話題になったのはこのころだつた。
しかもその多くは中国経由。日中間の警察の協力関係の強化により、北朝鮮からの流入を抑えることができたが、今、仕出し国のトップが中国というのは皮肉なことだ。
覚せい剤の年間押収量が2トンに迫った平成11年。日本は本国への麻薬の流入を抑えるためアヘンやヘロインなどの世界最大の密造地「黄金の三角地帯(ゴールデントライアングル)」の捜査協力費として約2億円を提供したことは忘れることができない。
同地帯では大量の覚せい剤密造も確認されているからだ。このように薬物は国境のない犯罪。ゴールデントライアングルへの2億円の効果が出始めているのだろうか…
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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