警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(6、7日単位・レベル)
それでも国民を護っている気か!
【治安うんちく】
安全保障関連法案の審議の長期化で国民の生命と財産を守る最前線にとって重要な通信傍受や司法取引制度などの導入が柱の刑事司法改革関連法案が今国会での成立を断念するという。
安保法案の審議がつくされていないというのが理由だが、参院では既に73時間も審議しているではないのか?
今、治安関係で喫緊の対策が必要なのは振り込め詐欺対策だ。
その対策の柱は通信傍受の範囲の拡大。振り込め詐欺犯など組織犯罪に適用可能に拡大できるもの。それが国民の生命と財産を守る最前線の武器となるはずだ。今、都内では振り込め詐欺の電話が急増している。その対策が遅れるとは国民無視も甚だしい。
司法改革が今国会でできない場合はどれだけの被害者が出るかだ。
警察庁によると今年7月までの振り込め詐欺の被害額は220億8154万円。換算すると1日あたり1041万円がだまし取られている。例えば100日遅れると10億円になる。
これらの犯罪から国民を護るのが犯罪の抑止だ。その抑止力の最大の〝武器〟を各党のエゴで成立させられないというのは国民を無視しているのと同罪だ。
中でも「通信傍受は一般人のプライバシーを侵害する」と反対している党もあるという。かつて捜査の監視対象組織とされたことに対する腹いせか?本末転倒も甚だしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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