事故死の35%、午後5~9時=徒歩・自転車の高齢者-「反射材の着用を」・警察庁(29日)時事
今年上半期(1~6月)に交通事故で死亡した高齢者のうち、徒歩と自転車に乗っていた人の35%が午後5時からの4時間に事故に遭っていたことが警察庁の分析で分かった。他の時間帯や年代に比べて突出して多い。担当者は「高齢者の外出と暗くなる時間帯が重なっているのが一因だ。反射材の着用率が低いため、普及させたい」と話している。
上半期に事故で死亡した65歳以上の高齢者は1006人で、昨年同期より12人増加。歩行中462人、自動車乗車中286人、自転車乗用中175人の順に多かった。
徒歩と自転車の計637人について事故の時間を調べたところ、35.2%に当たる224人は午後5~9時の4時間に発生。65歳未満の20.1%と比べ大幅に高かった。
また、夜間の歩行中に事故死した高齢者のうち反射材を着用していたのは1.4%だった。
警察庁によると、9~12月の日没前後は事故で死亡する高齢者が急増する。担当者は「薄暗くなる時間が日増しに早まるのでドライバーは早めにライトをつけ、時間に余裕を持ってほしい。高齢者も衣服の色を明るくした上で、反射材を着用して」と呼び掛けている。
一方、65歳未満も含めた上半期の交通事故死者数は1893人で、昨年同期より32人減少。統計の残る1956年以降の最少を更新した。(2015/08/29-05:46)
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