<富士山臨時支局>ネット登山届 静岡県、活用呼び掛け(6日)共同
日本山岳ガイド協会が開始したインターネットの登山届受理システム「コンパス」を活用する自治体が増えている。2014年の本格運用開始以降、静岡県など6県が同協会と情報閲覧に関する協定を締結。静岡、山梨両県は今夏から、富士登山での利用を共同で呼び掛けている。
「コンパス」はパソコンやスマートフォンで情報を集めながら登山計画書を作成し、同行者や家族、友人らと共有できる仕組み。下山予定時刻から一定時間が経過しても下山届を出さない場合、緊急連絡先にメールが自動配信される。
遭難事故発生時などには、協定を結んだ県の警察などが名前、住所などを検索して迅速に居場所を確認できる。13年9月に同協会と長野県警が協定を締結したことで始まり、協会事務局によると登録者は15年7月時点で約1万8千人。富士登山での利用も今年増え始め、約500人が活用しているという。
同協会の磯野剛太理事長(61)は「富士山は不特定多数の人が観光目的で登るため、いざという時の入山者把握につながる」と指摘。昨年末、同協会と協定を締結した静岡県も「1日数千人が訪れる富士山で紙の登山届を管理するのは不可能」(静岡県富士山世界遺産課の小坂寿男課長)として、オンライン届の活用が現実的とみる。
静岡県警によると、昨年の開山期間2カ月で登山届けの受理は256件。夏の富士登山での計画書提出はまだ一般的ではない。県警の担当者は「登山計画書を作成することで装備や日程を見直すことができる。余裕を持って作成し、夏山シーズンでも提出してほしい」と呼び掛けている。
« 信楽高原鉄道で大量置き石 2回で計31個も 列車往来危険容疑で滋賀県警が捜査(5日)産経 | トップページ | 停車駅通過140メートル=運転士が「考え事」-JR北陸線(6日)時事 »
「マスコミ関係」カテゴリの記事
- チューリップテレビ、コロナ補助金を不適切申請 3500万円返還へ(2日)朝日(2022.07.02)
- 男子大学生への準強制性交容疑でMBS社員逮捕 京都府警(1日)産経(2022.07.01)
- 女性への性暴力が明らかになった報道写真家、明確な謝罪なく沖縄で活動再開 市民ら抗議の動き(29日)共同(2022.06.29)
- NHKでタクシー券不正使用 50代管理職を諭旨免職(24日)共同(2022.06.24)
- 万引疑いで読売新聞の女性記者を逮捕 知床沈没事故の取材で出張中(22日)産経(2022.06.22)
« 信楽高原鉄道で大量置き石 2回で計31個も 列車往来危険容疑で滋賀県警が捜査(5日)産経 | トップページ | 停車駅通過140メートル=運転士が「考え事」-JR北陸線(6日)時事 »
コメント