警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(17、18日)
監視を強めろ!
【治安うんちく】
今井正監督の映画(昭和26年)ではあるまいが「どっこい生きていた」。
かつては関東地方を恐怖のどん底におとしいれたあの暴走族「関東連合」の元リーダーが警視庁に逮捕された。
元リーダーは44歳になっていた。関東連合が結成されたのは昭和48年ごろ。リーダーはこの直後に生まれたようで、年齢的には昭和の後半に構成員になったのだろう。もち論、関東連合は平成15年8月に解散している。
平成24年9月、東京・六本木のクラブで31歳の男性が殺害された事件は関東連合の元リーダー。「えっ!まだ(組織は)生きているの」と驚いたものだった。そして今回……
こうした暴走族の元構成員で組織されている集団を「愚連隊」と呼んでいた。都内で最強と言われたのが「宮前愚連隊」。都内暴走族連合体の友好団体のひとつだ。これらの連中は、解散した後に当時の人間関係を使って離合集散しているのが現状。
一方、暴力団は福岡県を中心とした日本警察の壊滅作戦とやらでかなり制圧されている。
警察庁によると今年7月までの暴力団の検挙件数は1万2791件で前年同期と比べて2251件も減少した。その平成26年の年間検挙件数は2万6883件で、10年前の平成17年の4万1077件と比べて激減しているのだ。
検挙件数が減ったのは警察の捜査力の衰えではない。構成員そのものが減少している。平成16年の構成員は8万7000人だったのが26年には5万3500人にこれも激減した。激減させたのが警察力である。
福岡の暴力団壊滅に含めて改正暴力団対策法や暴力団排除条例などの厳しさで動きが鈍っており、「動けば捕まる」から「動けない」=「検挙率の減少」だろう。
問題は壊滅作戦で追われた暴力団員が、こうした愚連隊に仲間入りして地下に潜るとしたら由々しき事態である。監視を強めなければならない
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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