警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(16、17日単位・レベル)
検挙に勝る防犯はない
【治安うんちく】
大阪府高槻市の駐車場で顔や手首を粘着テープを巻かれ、全身に数10カ所の切り傷があり死亡していた身元不明の女性が発見された。
被害者は8~15歳の少女と見られ、大阪府警はとりあえず死体遺棄容疑で捜査している。殺人の大阪府警の検挙率は前年より9ポイントもアップするなど調子がいいので早期解決を期待したい。
警察庁によると今年7月までの全国の殺人の認知件数は565件で前年同期より52件減らしており抑止効果が出ている。
認知件数のランキングをみると東京が68件、大阪が67件、神奈川が33件、千葉が29件、福岡が28件の順。
このところ、刑法犯の減少が続いているが、殺人で認知件数を最も減らしたのは大阪の-23件。以下、京都の-13件、千葉の-12件、埼玉の-11件、兵庫の-8件と続いた。
抑止に大きな影響がある全国平均検挙率は前年同期より6.6ポイントアップした97.2%とハイレベルにある。
ナンバー1は宮崎の150%。次いで広島の140%、群馬の127.3%など100%以上は33都道県警にのぼった。
逆に検挙率がひくかったのは長崎の66.7%、山口の71.4%、宮城の75.0%、山梨、滋賀、三重が75.0%だった。
凶悪犯の検挙率が大きな抑止になったのは身代金目的誘拐事件だ。99%を誇り「割りにあわない行為」と分かったのか平成18年の渋谷女子大生誘拐事件以来発生がない。まさに検挙に勝る防犯はないのである。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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