警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(12、13日単位・レベル)
家族愛は遺物か!
【治安うんちく】
今月に入って家族関係の事件が目立っている。
9日には千葉県船橋市の住宅で口論の末に64歳の妻の胸などを包丁で刺して殺したとして70歳の夫が殺人未遂逮捕された。
岡山県高梁市でも、夫を殴り殺害したとして85歳の妻が逮捕されている。
7日朝には、小樽市では60代の長男の妻が同居している87歳の女性を殺害。
4日には山口県美祢市で自宅に火をつけて同居する兄を殺害したとして64歳の弟が逮捕され、2日にはさいたま市で妻を刃物で刺し殺したとして68歳の夫が逮捕されたり仙台市若林区の住宅では41歳の母親が10歳と3歳の子どもを道連れに無理心中を図っている。
警察庁によると、このように配偶者などの家族関係での事件が増加傾向にあり、「家庭の崩壊」が裏付けられている。
平成12年に配偶者間の事件は1476件あったが同24年には倍以上の4982件。同様に実母関係では505件から1392件と倍増。兄弟姉妹関係は353件から833件。実子関係では290件から791件とそれぞれ増加した。
最も増加したのは暴行などの粗暴犯だ。配偶者間の事件では1053件から3倍以上の4503件。実母関係では261件が1059件。兄弟姉妹が177件から623件と増加が著しい。日本が誇る「家族愛」なんて、とうの昔の話しになってしまった。これでは社会全体がギシギシするのは当たり前だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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